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【映画】プラトーン ― 私がミリタリー好きになった原点

2025年8月9日

1回目の投稿は映画「プラトーン(Platoon)」です。
私がミリタリー好きになるきっかけになった映画ですね。
公開当時の私は小学生。
私が初めて視聴したのはレンタルビデオで、何度もビデオを借りて見ていました。

プラトーン(Platoon)

1986年公開
監督:オリバー・ストーン
主演:チャーリー・シーン、ウィレム・デフォー、トム・ベレンジャー

概要:
ベトナム戦争を舞台に、戦争の悲惨さと兵士たちの内面の葛藤を描いた作品。
監督自身の従軍経験を基にしており、リアルで生々しい戦場描写が特徴です。
アカデミー賞では作品賞、監督賞など4部門を受賞。

登場人物たち

この映画の主人公はチャーリー・シーン演じるインテリ新兵「テイラー」。
物語はテイラー目線で進行します。

  • エリアス軍曹(ウィレム・デフォー):いい人なんだけどヤク中。
  • バーンズ曹長(トム・ベレンジャー):仲間から恐れられているけど実は仲間思い。

この第2中隊の3人を中心に物語は進みます。
中盤でエリアスとバーンズの確執が起こり、あの有名なシーンでエリアスが死亡。
その後はエリアス大好きっ子のテイラーとバーンズの敵対が見どころに変わっていきます。

ベトナム戦争の現実味

ベトナム戦争では第二次世界大戦映画にはほぼ登場しない黒人兵士が多数出てきます。

そして、やっぱりベトナム戦争といえばジャングルでの戦闘。
高温多湿で虫も多いジャングルでの戦闘は私ならノーサンキューです。

プラトーンはジャングルでのゲリラ戦がメインなので、戦車は登場しません。

物語中盤でヒルが顔についているシーンがありますが、ヒルは体に付いて血を吸われていても痛くもないし体を這われていても気づかないんですよね。
しかし吸われたあとはかゆくなるので、私はヒルのいる季節はヒルがいると知っている場所には行きたくないです。

物語前半、テイラーの首に赤い蟻がたかっているシーンあるじゃないですか?
あのあたりはカンボジア国境付近らしいので、あの赤い蟻は好戦的で噛まれるとめっちゃ痛いヤツです、経験談です。
黒い蟻はもっとひどいと言っているので、黒いのどんだけやねんって感じ。

武器の話

プラトーンに登場する銃はこんな感じです。

  • M16A1:標準装備のAR。5.56×45mmをセミかフルでしか撃てません。バーストは無いので、プラトーンではちゃんとセミで撃ってますね。最後の戦闘ではフルを使ってましたけど。プラトーンではM16A1を使用しているので円筒状のマズルブレーキ。私が初めて買ったおもちゃの銃は初期型M16でしたのでマズルブレーキが三又のタイプです。
  • M60:7.62×51mm NATO弾を1秒で8〜10発位撃てるが、本体だけで10kg以上、弾を含めたらかなりの重さです。
  • M72 LAW:テイラーは背嚢にM72 LAWロケットランチャーを付けてますね。
  • レミントン870:バーニーさん装備のショットガン。ストック形状とサイドの排莢口、フォアエンドのスリットから判断するとレミントン870ですね。
  • M79 グレネードランチャー:村を焼くシーンで、コメをM34手りゅう弾で爆破する兵士が装備してます。
  • XM177だかCAR-15:村を焼いた後半シーンではエリアスがXM177だかCAR-15を持ってますね。
  • AK-47かAKM:ベトコンのAR。7.62×39mmを使用できて、過酷な環境でも使える共産国やテロリストに大人気のAR。
  • RPG:ベトコン側のロケットランチャーですね。

装備と生活感

米軍兵士の戦闘服は迷彩ではなく生地が薄そうな単色ODシャツ、袖をまくって使用してますね。
ベトナム戦争映画に登場するタバコはマルボロやKOOLで、ヘルメットのバンドにソフトタイプのマルボロを付けているのがかっこよく感じていました。
私が初めて吸ったタバコはマルボロだったのは映画の影響ですね。
登場するビールはバドワイザー、私もビールはバドワイザーを飲んでいましたね。
余談ですが第二次世界大戦映画好きはラッキーストライク派なはず。

テイラーの変化と成長

テイラーは物語前半では待ち伏せ中にベトコンを先に発見してもクレイモアの起動や銃も撃てないヘタレ。

退院後に陣地でエリアスの仲間とテントで合流するシーンがあります。
エリアス派は総じてキメてるので、みんなやたら笑顔です。
エリアスが銃の排莢口から煙を入れて銃口からテイラーが煙を吸うシーン。煙がマズルブレーキから逃げないよう何かで塞がれてます。

中盤の村のシーンでもテイラーは非戦闘員の障害者相手にイキるだけ。
で、ヘルメットの文字が気になると思いますが、こう書かれています。

WHEN I DIE
BURY ME UPSIDE DOWN
SO THE WORLD CAN KISS MY ASS

物語中盤の山場ではテイラーは銃撃の中味方を助けにいったり、ベトコンを手りゅう弾や銃で倒しまくるほどに急成長してます。
物語終盤では頭に赤いバンダナ巻いたりしてかなりのいきりモードに。陣地防衛線では戦闘マシーンになってます。

印象に残ったシーンたち

ベトコン側の見どころ

  • ヘルメットに葉っぱを付けて迷彩を意識している
  • 捕虜になったベトコンが米軍に殴られてにらみ返すシーン
  • 木に竹で作った→を置くシーン
  • ベトコンが米軍陣地の司令部に爆弾持参で特攻して成功

米軍側の見どころ

  • 死亡フラグを高速回収したガードナー
  • 人間クーラーのウォルフ中尉
  • 腹に銃弾を数発くらった状態でベトコンに追われ、後方から撃たれまくってもなお走れるエリアス
  • 強烈な死亡フラグを出しておいて「何!?」っと全世界に思わせたキング
  • ジュニアのトレンチフット
  • たこつぼでもショットガン装備のバーニー
  • たこつぼから逃走して木にぶつかって意識を失い結局殺されてしまうジュニア

現在の配信状況(2025年8月時点)

「プラトーン」は以下の動画配信サービスで視聴できます:

  • U-NEXT
  • Amazon Prime Video

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