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【海外ドラマ】バンドオブブラザーズ 【第2回】

HBOのドラマ「バンドオブブラザーズ」の第二回の記事になります。

 

第1回の記事はこちら。

 

第2回はいよいよヨーロッパでの戦闘が始まります。

第2話 ノルマンディ降下作戦 から 第6話  衛生兵 までの記事です。

この記事からは戦闘が行われた場所をざっくり示した地図を掲載しています。

舞台はフランス・オランダ・ベルギーと移りますから、地図見ておかないとついていけません。

 

 

第2話 Day of Days / ノルマンディ降下作戦

 

タイトルのDデイは作戦決行の日1944年6月6日のことです。

イギリス海峡の南にあるフランスのノルマンディ地方北西にある半島の付け根にある川を挟んでユタとオマハに分けたビーチ(プライベートライアンでの上陸地)他を合わせた上陸作戦名は「ネプチューン作戦」。

E中隊の任務はカランタンの制圧。

E中隊はユタビーチ付近のサン・マリー・デュ・モンにある駐屯地を潰すのが最初の役割。

2話はウィンターズがメインの話。

 

C47の機体内にはNO SMOKINGと書いてあるのですが、普通にタバコ吸ってます。

ウィンターズが搭乗していたC47は被弾により予定地点より7km手前で強行降下し、武器もなく暗闇の中を4時間かけて目標地点に到達しなければならないのは、かなり無理ゲーだと思います。

 

味方陣地に到着した時に捕虜となったアメリカ出身のドイツ兵がいますが、戦争時に祖国に帰る人は当然いますよね。

スピアーズ少尉がタバコを持って捕虜のところにいきますが、この時所持していた銃がトンプソンです。

ちなみにタバコはラッキーストライクの両切りですね。

 

陣地の入り口に馬の死体を重ねて並べているのは、土嚢代わりなのでしょうか。

 

ユタビーチの上陸を阻む88ミリ砲4基を潰すのが2話の山場。

塹壕の中は狭いのでトンプソンかM1カービンが扱いやすいそう。

狭い塹壕では手榴弾が有効そうですが、コンプトンが手榴弾を投げようとしたとき味方に当たって自爆しかける場面も描かれており、危険さが強調されています。

 

ウィンターズは先陣をきって戦闘する役割がかっこええです。

途中からD中隊のスピアーズが合流してきて砲を潰すのだけれど、スピアーズって途中で合流しておいしい事するのが多い気が。

結局配置されていたのは105ミリ砲だったというオチ。

つまり敵戦車や飛行機をピンポイント撃破するスナイパー的砲だと思っていた炸薬量で広範囲を叩く野戦支援の砲だった。

 

陣地に戻ったウィンターズが歩いていると戦車が走ってきた = ユタビーチからの上陸に成功

第二大隊はサン・マリー・デュ・モンを確保できました。

E中隊指揮官のミーハン中尉(1話で地図の前で作戦伝えてた人)が見つかりません。

 

第3話 Carentan / カランタン攻略

カランタンはサン・マリー・デュモンとは7キロくらいと近い場所にある街で、当初からの制圧目標地点。

カランタン北部の市街戦が前半の山場。

 

3話はブライスがメインの話で兵士の心境を描いている感じ。

街には伏兵がおり街に入る直前に攻撃を受ける。

建物は敵兵が居る可能性があるので、安全に制圧するにはバズーカや手榴弾で外から内部を破壊する方法を取ってます。

建物内部への侵入はかなり恐ろしいでしょうね、トラップもあるだろうし。

野砲は恐怖ですね、建物内も安全地帯はないから野砲で狙っている範囲から逃げるしかない。

 

中盤は野戦です。

迫撃砲の攻撃から始まり、戦車まで登場してまさに無理ゲー状態。D・F中隊のように逃げたい気持ちもわかります。

 

戦闘後に穴で座っているブライスに話しかけている兵士は、腕のパッチから「第2機甲師団」です。

ちなみに、エンディングでブライスは傷が回復せず1948年に死んだことになってますが、実は朝鮮戦争にも従軍し1967年に潰瘍の合併症で死去したようです。

 

第4話 Replacements / 補充兵

 

話の冒頭で出てくる殊勲部隊章はPUC、ノルマンディでの功績として授与された大統領部隊表彰リボンバー。

リプトンが先任軍曹に昇格してますが、分隊規模の直接指揮官から中隊規模の全下士官・兵士のまとめ役になったということです。

士官の参謀でもあり、指揮官(通常は中尉や大尉)の下で部隊運営の実務を取り仕切る役割。

 

4話はブルがメインの話。

 

4話からはオランダでの戦闘です。

マーケット・ガーデン作戦(1944年9月、連合軍がオランダを空挺降下で制圧しようとした作戦)はアイントホーフェンとアーネムの間を押さえるのがE中隊の役割です。

アイントホーフェンとアーネムは67キロほど離れています。

 

アイントホーフェンの場面ではウィンターズは階級章は確認はできませんが、大尉と呼ばれてます。

 

ニューネンはアイントホーフェンから東に5キロくらいの位置です。

MG42が陣取っている屋根の上に撃っている場面ではM1ガーランドにM7ランチャーを取り付けてM9A1擲弾を発射(空砲のガス圧で飛ばす)してます。

 

ヴェーゲルはニューネンから北に15キロのあたり。

 

 

第5話 Crossroads / 岐路

5話もウィンターズメインのお話。

 

夜間にドイツ兵と対峙した際には隠密で近づいて奇襲攻撃からのすぐに撤退する判断力。

地形から想定される展開を読む能力と、自ら先頭になって敵陣に突っ込む勇敢さもある。

 

アーネムが陥落した事でライン川の北側に取り残されたイギリス空挺部隊を救出するペガサス作戦

この時点でウィンターズはE中隊を離れ副大隊長をする事になりますが、事務作業が多く、大変そうです。

ウィンターズの代わりにハイリガー中尉がE中隊長になります。

コンプトン中尉はケガから復帰したものの、精神的にやばそうな感じになってます。

ハイリガー中尉は作戦終了後に味方の誤射で負傷し戦線を離脱、代わりにE中隊長になったのはダイク中尉。

 

 

第6話 Bastogne / 衛生兵

 

6話はタイトルからもわかるように、衛生兵のユージーンがメインの話。

 

アルデンヌの森はバストーニュの東側のあたりにあります。

E中隊はフォイ付近を担当していたようです。

物資が無い状態+寒さで、防衛する環境としては最悪ですね。

 

迫撃砲が飛び交う中、呼ばれたら助けに行かなくてはならない衛生兵は大変です。

傷口にかけてる粉はスルファミン粉末で、傷口に直接振りかけ細菌感染を防ぐ目的で使用。

モルヒネは、戦場で重傷兵の激しい痛みを和らげるための強力な鎮痛薬。

小さな金属製チューブに針が付いた使い捨て注射器。

血漿(けっしょう)は血液から赤血球や白血球などの有形成分を取り除いた液体成分。

救護所のある街はバストーニュで、市街地にあった病院や建物はドイツ軍の砲撃で大きな被害を受けました。

 

 

【海外ドラマ】バンドオブブラザーズ【第3回】 に続く

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