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【マンガ】柔道部物語

最終巻は11巻で、主人公三五十五の高校1年生から3年生までの柔道部での活躍を描く。

柔道素人だった主人公が強力なキャラを倒していくという最近のマンガでもよくあるストーリなんですよね。

当時柔道マンガは「YAWARA!」が流行っており私も全巻購入したのですが、私は柔道部物語のほうが好きですね。

この作品の魅力は登場する個性的なキャラクターと、人物の表情力ですね。

美少女だろうががっつりと崩してきますが上手な崩しです。

小林先生はギャグをセリフではなく作画で魅せるタイプと自分は思っています。

自分と柔道部物語との出会いは中学生。

なぜ柔道部物語のコミックを手に取ったのかは覚えてませんが、1巻を読んだらハマりました。

当時所有していた紙のコミックは実家からの独立時に全て処分してしまいましたが、柔道部物語はKINDLEで買いなおしてます。

ちなみに、現在小林先生は「女子柔道部物語」を連載中で、こちらもおもしろいので新刊が出たら買ってます。

『柔道部物語』基本情報

タイトル:柔道部物語

著者:小林まこと

出版社:講談社

掲載誌:週刊ヤングマガジン

連載期間:1985年〜1991年

巻数:全11巻(ヤンマガKCスペシャル)、ワイド版は全5巻

ジャンル:スポーツ(柔道)、学園、青春、ギャグ

舞台:高校柔道部

あらすじ:柔道未経験の高校生・三五十五(さんご じゅうご)が柔道部に入部し、個性的な仲間や強敵たちと出会いながら、成長していく姿を描いたスポーツ青春漫画。シリアスな試合と爆笑ギャグのバランスが秀逸。

柔道部物語の見どころ(柔道以外)

    • 、私が好きな、なるべく柔道以外の描写を紹介します。

1巻

      • 三五は中学時代クラストップの成績で吹奏楽部、美人の彼女の原田ひろみがいるが、実家のスシ屋をつぐから大学に行く必要がないという事で、ひろみとは別の岬商業高校に入学。
      • という中学時代の三五を最初の5ページで説明。
      • 竹刀持参で学校を回り1年を強制入部させる野球部と柔道部から逃げる1年、柔道部に捕まる名古屋。
      • 1年の正式入部時に開催される「セッキョー」というしごきは、下半身の筋トレをしながらザス(おはよう)・サイ(こんにちは)・サ(さようなら)という挨拶を復唱し続ける伝統儀式。
      • 先輩が帰る時の挨拶で一人だけザスと言っている。
      • 野球部の1年による儀式は「アメフレ」
      • 手抜きの天才、流しの名古屋の誕生。

2巻

      • 合同合宿での腕立て伏せで膝をつき体を揺らしているだけの名古屋。
      • 片足とびをバレないよう交互左右で行う名古屋。
      • 合宿中に岬商業全員が3-5kg痩せているのに対し、4kg太る名古屋。
      • 「俺ってストロングだぜー」。
      • 現役時代に腹筋や腕立てが得意ではなかった五十嵐先生が強い理由は柔道が得意だったから。
      • 練習をしなければ強くなれないが、練習量を競い合っている訳ではなく「強くなる奴は強くなるが、だめな奴はダメ」という真理。

3巻

      • 1本取ったあとに再び相手を投げて2本とる鷲尾。
      • ブロックで三五を殴ろうとする名古屋。
      • 90kgにまで成長した名古屋。
      • 力をこめると笑ったような顔になる内田。
      • 団体戦決勝で優勝できなければち○ぽこを見せてやるという五十嵐先生。
      • 下農の清水と対戦した名古屋は自分で1回転して受け身をとる行為を3回して反則負けになる。
      • 河は3秒で一本負けする。
      • 三五の集中した時のたこの口が登場。
      • タコの口をマネした鷲尾は一本負けする。

4巻

      • 具志堅用高にサインを貰った事があり、スティービーワンダーと誕生日が一緒なのを自慢げにかたる接骨院をやってる小林。
      • 昇段試験で中学生5人と引き分け不合格になった新人戦王者の三五。
      • 淋病を貰ってきて生徒から寝技を嫌がられている史村。
      • 機嫌でエンジンがかかったり、かからなくなる感情を持つ車マドンナ。
      • ハンサムでもモテない、それは柔道部だから。
      • 飛崎に一本勝ちするも次戦で雑魚の双手刈りで一本負けする三五。

5巻

      • 130kgと言われている江南の桜木だが本当は140kg。
      • 江南の石川に対し平尾が返されて負けた内股をしかけ、やっぱり返され技ありをとられる鷲尾。
      • おそろいの衣装で応援にくる母親たちの顔が息子と同じ。
      • 1回戦で負けたので、試合が放送されなかった岬商業。
      • 2年になったお祝いの儀式「おはつ」で鷲尾にこたつで後頭部を殴られる三五達。
      • 名古屋を先頭に1年の勧誘に向かう柔道部の姿が見開きページ。
      • 教室での1年勧誘で自分が三五だと平然と言ってのける名古屋。
      • 入部した33人の1年を「セッキョー」で5人まで減らす柔道部。

6巻

      • 県大会へ向かう電車内で試合への緊張のあまり顔が変形している内田。
      • 夏のIH出場を果たすも野球部の甲子園出場の影に隠れる柔道部。
      • 技名をことごとく間違えてしゃべるアナウンサー。
      • 三五の応援中に緊張顔になっている鷲尾以外の選手。
      • 岬商業に負けて泣く全員120kgの選手たちをはげます和歌山の監督
      • 三五が大杉の赤木を投げる瞬間を撮影してなかったカメラマンの谷
      • 一本背負い大外払い腰スペシャルで一本を取る鷲尾。

7巻

      • 鷲尾に締め落とされた銚子がおととし死んだおじいちゃんに会ってきて帰れっていわれた。
      • 西野はもといじめられっ子だったかもしれないが、鷲尾はもといじめっ子だった。
      • 上野原学園の監督「そうしたら、こうして、こうだ!」
      • 敗北の黒いブタ
      • 名古屋が次期主将投票でぶっちぎり1位も、買収がバレ失格。
      • 自分の名前を書いた村井の1票はともかく、八木にも1票入っているがツッコミなし。

8巻

      • まともなガッツポーズができない田丸。
      • 鷲尾タイプの星。
      • 五十嵐カスタムしたマドンナで通勤するも校長に怒られる。
      • 柔道選手権県予選が岬商業で開催されるも、同日バレー部の新人戦も岬商業で開催されたため生徒はみなそちらへ。
      • 星の紹介文が背負い投げが下手くそな星学。
      • 内股が得意な内田は1回戦で内股を全て返され、結局全部違う技で勝った。
      • 五十嵐先生に子供ができたのだが、カネがかかるので欲しくなかったらしい
      • 名古屋いわく、三五は100年に1人の寿司屋になるらしい

9巻

      • 柔道選手権大会で岬商業のプラカードを持っている女子。
      • 五十嵐先生いわく、O・U大学の合宿は軍隊よりひどいらしい。
      • 天利1年杉本の内股が三五のキ○タマにあたり三五が悶絶した様子を伝える女子アナ。
      • 他の試合を伝えるアナウンサーもかなり個性的で良し。
      • 紳士服のコンバヤシのCMを見て吐き気をもよおす五十嵐の妻
      • 講談館大学に進む千代崎には興味がない遠藤。

10巻

      • 「おはつ」で名古屋にイスで殴られ星が流血、秋山の分という事で合計2回殴られた。
      • 三五の眉毛の脱毛はミステリーサークルになっていた。
      • 新入部員は30人いたが、「セッキョー」で残ったのは5人。
      • この5人が2年後に岬商業柔道部史上最低のチームを作る。
      • 五十嵐六段の開発した新しいトレーニング「笑う門には福来る」、神社でわらうだけ。
      • 新入部員は名古屋からの指導で疲れないトレーニングを教わる、そして名古屋を目指す。
      • 中学の同級生たちとの再会で「全国大会まで出てTVに移るようなすごい選手になっただけ」とさらっと言ってのける。
      • 妊娠中の五十嵐の妻は赤ん坊のぶんだけ体重が増えたと言っているが、20kg増えたようである。
      • 昨日免許を取ったひろみが三五を空港まで送るらしいが、三五の家に到着時電柱にフロントをぶつけている。
      • 赤信号を2度もわたるひろみ。
      • 西西日本放送の田宮は髪の短いほうが強いという理論を持っている。
      • 三五がO・U大に入学すると遠藤が広めているが、O・U大の校内だけは民主主義じゃないと千代崎や木山に入学を止められる。
      • 5人抜きをすると商品が貰えるが、先鋒の田丸は5人目で商品の事を考えていたら時間切れになり引き分けた。

11巻

      • 2つの金メダルを獲得している現役チャンピオンマーチンと金髪美女がキスをしているのを見て不適切発言をするアナウンサー。
      • 産婦人科の先生に子供は男の子だと言われて男の子の服を買いそろえている五十嵐の奥さん。
      • 中学県大会重量級チャンピオンでラグビー部に入部した愛川だが、結局レギュラーになれなくてスコア係をやっている。
      • 関根に片羽絞めで落とされた銚子は先月死んだ猫に会ってきた。
      • 五十嵐先生、自分そっくりな娘を授かる。
      • 西野は小学校から郵便貯金をしていた。
      • 結局三五はO・U大に行くことに決めた。
      • ひろみの父親の車はくしゃくしゃになっていて、マフラーも取れている。
      • 最後のセリフは「サッ」

柔道経験がなくても楽しめる名作

読み返すたびに、新しい発見と笑いがあります。柔道経験がなくても楽しめる、稀有な作品だと思います。

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